カルガモ

カルガモ

  • 体 長:

    54~61cm

  • 体 重:

    750~1350g

  • 分 布:

    中華人民共和国、日本、アムール地方、朝鮮半島

  • 目/科:

    カモ目 / カモ科

概 要

カモの仲間。全体に黒褐色で、顔は白っぽく、二本の黒褐色線があります。くちばしは黒く、先端部は黄色で、よく目立ちます。脚は橙赤色。飛行時の翼下面の風切羽の黒褐色と雨覆羽の白色の対照が鮮やかです。メスオス同色ですが、体はオスの方が大きく、黒味も強い。「グエーグエッグェ」と聞こえる大きな声で鳴きます。アジアの温帯から熱帯に分布・繁殖しています。日本では全国で繁殖し、本州以南では留鳥、北海道では夏鳥です。河川、池沼、海上など水辺にすんでいます。餌は植物質で、草の葉・茎・草の実などを主食にしています。ヒナの時期には底生動物も食べています。

ニホンツキノワグマ

ニホンツキノワグマ

  • 体 長:

    110~130cm

  • 体 重:

    40~130kg

  • 分 布:

    本州、四国

  • 目/科:

    食肉目 / クマ科

概 要

下北半島以南の日本列島に分布する亜種で、北海道や属島には生息しません。海岸から高山帯までの森林に単独で生活しています。8月下旬から冬に備えてたくさんの食物を摂取し、この間に数十kgも体重が増加すると言われています。寒い地方のものは、樹洞、岩穴、土穴、木の根元などにできた穴を利用して冬ごもりをしますが、雌はこの間に出産、育児を行います。

ミナミジサイチョウ

ミナミジサイチョウ

  • 体 長:

    オス130cm メス90cm

  • 体 重:

    6kg

  • 分 布:

    中央~南部アフリカ

  • 目/科:

    サイチョウ目 / サイチョウ科

概 要

サバンナに生息しており、全身が黒色でのどと眼の周りが鮮紅色をしています。飛べないことはありませんが、飛翔距離が短く、いつも地面を歩いています。夜は天敵に襲われないように木の上で寝ています。ヘビ、トカゲなどの爬虫類や昆虫などを食べる肉食性の鳥です。

アフリカタテガミヤマアラシ

アフリカタテガミヤマアラシ

  • 体 長:

    60~100cm

  • 体 重:

    12~27kg

  • 分 布:

    主に赤道より北のアフリカ大陸(砂漠地帯と3,500m以上の高度除く)

  • 目/科:

    齧歯目 / ヤマアラシ科

概 要

サバンナ、森林、ステップ、高地に棲み、根や樹皮、球根、落下した果物を食べ、骨や動物の乾いた死体もよくかじります。巣穴は家族で利用しますが、採食は単独で夜行性、1日で15km位歩くと言われています。針は体毛が変化したもので堅くて抜けやすく、これで外敵から身を守ります。尻尾には中空の針があり、音を出すことができます。これは主に捕食者に対する威嚇と、求愛行動に利用されます。

ユーラシアカワウソ

ユーラシアカワウソ

  • 体 長:

    65~82cm

  • 体 重:

    4~11kg

  • 分 布:

    中国ほかユーラシアに広く分布

  • 目/科:

    食肉目 / イタチ科

概 要

ツンドラ以南のユーラシア大陸全土の淡水域や条件によっては海岸付近も見られ、カワウソ類の中では最も広い分布域を持ってます。ズーラシアで飼育されているのは中国産の亜種です。餌は魚、カエル、甲殻類などの魚介類が中心です。社会形態は環境によって変わると言われ、単独で生活するものからグループを形成するものまであります。かつて良質の毛皮を狙った狩猟によって生息数が激減し、近年でも川の汚染や護岸工事などの環境破壊によって生存が脅かされています。

アカツクシガモ

アカツクシガモ

  • 体 長:

    65cm程

  • 体 重:

    1~1.4kg

  • 分 布:

    ユーラシア大陸中部を繁殖地とし、北アフリカ・南アジア・中国・朝鮮半島で越冬。

  • 目/科:

    カモ目 / カモ科

概 要

雑食性の大型のカモ。全体は鮮やかなオレンジ色をしており、頭部はやや淡色。雌雄ほぼ同色であるが、夏期の雄は黒い頸輪(首輪状の模様)を持つ。淡水の湖沼、泥地河岸などに生息、付近に池などがあれば比較的乾燥した地域でも生息する。日本では冬鳥として稀に見られる。

ケープハイラックス

ケープハイラックス

  • 体 長:

    40~50cm

  • 体 重:

    2.5~5kg

  • 分 布:

    アフリカ中部・南部

  • 目/科:

    イワダヌキ目 / イワダヌキ科

概 要

大きなネズミのように見えますが、イワダヌキ目という独立した動物分類群に属しています。分類的にはゾウに近い特徴を持つ原始的な動物で、ゾウの牙と同じように上顎の切歯は一生のび続けます。蹄のような足のツメも、ゾウと似ています。岩山の割れ目などをすみかとし、草、果実、花などを食べます。

チンパンジー

チンパンジー

  • 体 長:

    約80cm

  • 体 重:

    40~70kg

  • 分 布:

    アフリカ赤道周辺

  • 目/科:

    霊長目 / ヒト科

概 要

チンパンジーの群れは、複数のオスと複数のメス、子どもを含む数10頭で構成されています。その集団は1~数頭の小集団が合流したり分裂したりする離合集散をくり返し、時には大きな集団になることがあります。集団構成の規則制はなく、いつも一緒に行動するのは母親と子どもだけです。メスは9~11歳になると生まれた群れを出て、別の群れに移籍します。オスはおとなになっても生まれた群れにとどまり、父系社会を形成します。

インドゾウ

インドゾウ

  • 体 長:

    5.5~6.4m

  • 体 重:

    4~5t

  • 分 布:

    中国南部からインド、東南アジアなど

  • 目/科:

    長鼻目 / ゾウ科

概 要

現存するアジアゾウ4亜種のうちの一つ。牙は雌雄共にあります。森林に棲み、普通、雌は10~20頭の母系家族群をつくって、雄は単独か数頭で行動します。成獣は一日に100kg以上の木や草を食べると言われています。インドではゾウは現在でも荷役動物として、また様々な儀式において、人々と深くかかわっています。しかし、近年野生ゾウの生息環境の破壊により、人間と生息域が重なる地域が増加しています。このためゾウによる農地荒らし、死傷事故などが年々深刻化しています。

オカピ

オカピ

  • 体 長:

    2m

  • 体 重:

    オス250kg、メス330kg

  • 分 布:

    コンゴ民主共和国東部

  • 目/科:

    鯨偶蹄目 / キリン科

概 要

1901年にイギリスの探検家ハリー・ジョンストン卿によって発見されました。外見からシマウマの混雑種に間違われることが多いですが、キリン科に属する原種の動物です。熱帯雨林で生息しており、長い舌で木の葉をたぐり寄せて食べます。雌のほうが雄よりもやや体が大きく、雄には皮膚で覆われた2本の短い角があります。本種は、1999年に当園が日本で初めて公開しました。

キリン

キリン

  • 体 長:

    3~5m

  • 体 重:

    900kg前後

  • 分 布:

    サハラ砂漠や熱帯雨林を除くアフリカ

  • 目/科:

    鯨偶蹄目 / キリン科

概 要

世界一背の高い動物で、生まれたばかりの赤ちゃんでも約2mあります。ツノは頭の上に1対ある「主角」、おでこに1本だけある「前角」のほか、主角の後ろに1対の「後頭角」があります(亜種によって違いがあります)。胃は4つに分かれていて、一度食べた食べ物を胃から口に戻して噛みなおす「反すう」という行動をするため、キリンの長い首を観察していると、食べ物が昇り降りする様子が見られます。また、歩き方にも特徴があり、片側の前肢と後肢を同時に進める「側対歩」という歩き方でゆったりと歩きます。

フンボルトペンギン

フンボルトペンギン

  • 体 長:

    65~70cm

  • 体 重:

    約4.5kg

  • 分 布:

    ペルーからチリの沿岸部

  • 目/科:

    ペンギン目 / ペンギン科

概 要

ペルーとチリの沿岸をフンボルト海流に沿って南北に分布しています。繁殖地ではコロニーを形成し、岩の割れ目や砂に掘った穴で営巣し、抱卵、育雛は雌雄が協力して行います。営巣地の破壊や魚の乱獲によって生存が脅かされており、保護の必要性が唱えられています。

ライオン

ライオン

  • 体 長:

    オス 2.6~3.3m メス 2.4~2.7m

  • 体 重:

    オス 150~240kg メス 120~180kg

  • 分 布:

    東アフリカの草原からカラハリ砂漠

  • 目/科:

    食肉目 / ネコ科

概 要

ネコ科の動物は通常単独で生活をしますが、その中でライオンは唯一群れを作ります。群れは「プライド」と呼ばれ、1~7頭のオス、血縁関係のある複数のメスとその子どもたちで構成されます。狩りはもっぱらメスの役割ですが、効率よく獲物を捕らえられるようにチームで行います。それでもその成功率は3割程度といわれています。オスはメスたちの狩りにはほとんど参加しませんが、ハイエナ等の外敵から群れを守る役割をしたり、群れを乗っ取ろうとする他のオスと闘ったりします。オスのたてがみは1歳過ぎから生え始め、大人になる5~6歳まで成長とともに量も増え、色も濃くなっていきます。

アカカンガルー

アカカンガルー

  • 体 長:

    オス140cm、メス120cm

  • 体 重:

    オス80kg、メス25kg

  • 分 布:

    オーストラリア

  • 目/科:

    双前歯目 / カンガルー科

概 要

オーストラリアの開けた草原地帯に、小群を作って棲んでいます。繁殖期は決まっておらず、未熟な状態で産まれてきた1頭の子どもを、母親は約8ヶ月の間、育児嚢と呼ばれるおなかの袋の中で育てます。大きな尾と後肢は、広大な生息環境への適応で、尾で平衡をとりながらの跳躍は幅8m、高さ2.5mを越え、時速72km/hもの高速跳躍を生み出します。

アビシニアコロブス

アビシニアコロブス

  • 体 長:

    80cm

  • 体 重:

    9kg

  • 分 布:

    アフリカ中央部の熱帯林

  • 目/科:

    霊長目 / オナガザル科

概 要

複数の個体で形成される群れで樹上生活し、地面を移動することもある。木の葉を主食とするリーフイーターで、発達した胃内に存在するバクテリアにより採食した木の葉を発酵させ、消化する。子は生後3~4ヶ月までは白黒の独特のツートンカラーではなく、真っ白である

マレーバク

マレーバク

  • 体 長:

    220~250cm

  • 体 重:

    250~300kg

  • 分 布:

    ミャンマー南部からマレー半島、スマトラ島

  • 目/科:

    奇蹄目 / バク科

概 要

現存するバク4種のうち唯一アジアに生息しており、バクの仲間では最も体が大きいことで知られています。他のバクと違って、体の色が黒と白のツートンカラーになっているのが特徴です。熱帯雨林の森の中で単独で生活していて、木の葉や草などを餌としています。水辺を好み、泳ぎも巧みです。生息地の破壊などで数が少なくなり、絶滅が心配されています。

ホッキョクグマ

ホッキョクグマ

  • 体 長:

    オス2.5~3.0m、メス2.0~2.5m

  • 体 重:

    オス350~650kg、メス175~300kg

  • 分 布:

    北極圏

  • 目/科:

    食肉目 / クマ科

概 要

陸上最大の肉食動物でアザラシやセイウチ、死んだクジラ類などを捕らえて食べています。これが得られない時期には、鳥の卵や植物などを食べることもあります。冬になると北極からの氷の広がりに合わせて南へ移動し、それが後退する夏には北へと移動しますが、地域によっては沿岸部や島などで夏を過ごすものがあります。通常、冬眠はしませんが、出産を控えた雌は巣穴の中で冬ごもりをし、出産と育児を行います。近年、地球温暖化による影響で数が激減しており、絶滅が危惧されています。

ニホンザル

ニホンザル

  • 体 長:

    50~60cm

  • 体 重:

    8~15kg

  • 分 布:

    本州、四国、九州

  • 目/科:

    霊長目 / オナガザル科

概 要

本州、四国および九州に分布する亜種で、ホンドザルとも呼ばれています。サル類の中では、最も北にまで分布していることで知られています。母子間の血縁関係による結びつきを中心として、複数の雄と雌で構成される10~70頭前後の群れを作ります。群れにはボス猿は存在しませんが、個体間には順位があります。秋から冬にかけて交尾し、春から夏にかけて出産します。野生では、さまざまな植物の葉、果実、芽、種子、樹皮や昆虫などの動物質も食べます。

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