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2020.10.06

弊社で行ったライブ配信について

7月下旬に都内某所で行われた、社員総会のライブ配信を弊社で担当させていただきました。

ライブ配信の概要

以前は、ホテル等の会場に参加者を一同に集め開催していたリアル総会を、昨今の新型コロナウイルス感染症予防の観点から、ライブ配信にて行いたいというご相談を弊社宛にいただきました。

参加人数は、主催者側のプレゼンターが6名、司会者が1名、参加者がオンラインで約150名、映像の配信は都内の某スタジオからzoomのウェビナー機能を使用し、途中休憩を含んだ約2時間の配信となりました。

配信内容としては、基本の構成は主催者側が用意したPowerPoint資料(以下、PPT)画面をメインに置き、ワイプ画面で発表者の顔を中心に映す形となりました。そのほか予め用意しておいた動画のインサートや、参加者を代表して2名の方に、オンラインパネリストとしてご出演・公演をしていただく仕掛けなど、主催者のご希望を可能な限り盛り込み、主催者側からの発表だけではなく、参加者の現状も生でお伝えできる総会となるような構成にしました。

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会場レイアウト

準備

機材とスタッフ

機材は以下のようなものを使用しました。

  • カメラ2台(カメラ①プレゼンター用・カメラ②司会者用)
  • スタンドマイク2台(プレゼンター用・司会者用)
  • PAミキサー1台
  • スイッチャー2台(メイン用液晶モニター含む)
  • 照明一式
  • モニター用テレビ2台
  • CDデッキ1台
  • 会場用モニタースピーカー1台
  • ノートパソコン3台(①PPT用②タイトル表示用③zoom送出用)
  • その他スプリッター他
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スタッフについては10名以下とし、新型コロナウイルス感染症予防対策に努めました。

  • パソコン操作要員3名
  • スイッチャー1名
  • カメラ1名
  • 音響1名
  • 技術統括1名
  • その他
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事前仕込み

スイッチャーへの入力は以下となります。
PPT画像とプレゼンターのカメラ映像は、見やすくするために背景を作成して以下のように配置しました。そのため、場合によってはワイプ映像下のPPTの文字が見えなくなることを防ぐかつ、オリジナル感を出すために予め次のようなPPT画面とワイプ映像を配置した静止画背景を作成しました。

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スイッチャーの液晶画面を見ながら位置や大きさを調整ができます(ピクチャーインピクチャー(PinP)機能)。また設定は、スイッチャーのプリセットメモリーボタンに登録しておくと、ワンタッチで呼び出すこともできます。プレゼンターのPPT資料が4対3で作られていることが多いのですが、念のため、16対9のアスペクト比でも対応できるように、プリセットメモリーも事前に用意しました。

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進行とカメラ割(スイッチャー操作)

1:司会者による挨拶(カメラ②)
2:司会者による次のプレゼンターの紹介とプレゼン内容の説明(パソコン②)
3:プレゼンター登壇~挨拶(カメラ①)
4:プレゼン開始(パソコン①PPTとワイプ映像)
5:司会者によるプレゼン終了の挨拶(カメラ②)

基本的には上記進行の繰り返しとなり、休憩時と総会終了時にはパソコン②からそれぞれの案内の静止画を流していました。

通常はパソコン①側をパネリスト登壇時のみzoom配信用パソコン③をメインスイッチャーに送出しました。パネリストが2名体制でzoom参加の時は切り替えが必要となります。そのためメインスイッチャーの前段に2分岐のサブスイッチャーを用意して、これにパソコン①PPT用とzoom配信用パソコン③を入力し、メインスイッチャーに入力する前にサブスイッチャーで切り替えが可能となるよう設定します。

リハーサルによる問題回避

前日のリハーサル時に現場で設営をしていると事前に打ち合わせにはないお客様のさらなるご要望がありました。それは、プレゼンターの待ちあい席側でもモニターを見えるようにしたいというものです。確認したところ、返しのモニターテレビはプレゼンター(登壇者)用に向けているため、プレゼンターの待ちあい席では斜めから確認する形となり見えにくい状態になっていました。このため急遽モニターテレビをもう1台用意してもらい、念のために用意していたスプリッターを使って、映像を分配して2台のモニターテレビに映るよう対応しました。

リハーサル中に、画面切り替えるとプリセットしたはずのPPTとワイプ設定が解除されてしまったというトラブルが起きました。正直なところかなり焦りました。原因は、メインスイッチャーのメモリープリセットボタンは長押したことにありました。どうやら画面を変える時にこのボタンを丁寧に押したつもりが長押しになってしまったようで当の設定がプリセットされていたのです。

事前に自分で仕込んでいた手順を覚えていたため、再設定に時間はかかりませんでした。小さなことではありますが、本番でのトラブル回避となり、リハーサルを含めて入念な準備の大切さを痛感した出来事となりました。このようなトラブルは設定を呼び出すことで回避できるため、今後の対策として、設定自体を外部USBメモリーに保存しておこうと思います。

最後に

リアルイベントだった社員総会が昨今の状況を鑑みてライブ配信となりましたが、主催者側、パートナー、撮影班、録音班、配信班が事前に入念な準備とリハーサルを行った結果、滞りなく終わることが出来ました。さらには主催者の社長よりねぎらいのお言葉を頂けたことで安心するとともに喜びにもなりました。

コロナ禍によってリアルイベントが無くなり、ライブ配信に代わることが増え、一気にデジタル化が進んだと感じます。ライブ配信等のプラットフォームも多く存在し、お客様のニーズも多種多様です。弊社の得意とする小回りの利く映像制作同様、ライブ配信でもお客様のお役に立てるような動きができるようこれからも研鑽を積んでいきたいと思っています。

投稿者:馬淵

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